2016/09/22
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「ダービーオーナーズクラブ」は、1999 年からゲームセンターで稼動していた、競走馬育成シミュレーションゲームです。
競馬を扱ったゲームではありますが、メダルゲームやギャンブルゲームではなく、純粋に競走馬の育成とレースに焦点を当てていたのが特徴です。
iOS 版のダービーオーナーズクラブ(通称 DOC)は、2009 年に公開された DOC をスマートフォン用にアレンジした内容です。
iOS 版 DOC にはソーシャルゲーム的な要素が組み込まれており、調教や出走には AT と呼ばれるポイントが必要になります。
なくなると実時間の経過を待つか、課金しないとプレイを続行できません。
しかしゲームはプレイしやすさと奥深さを両立させた本格的な競馬 SLG であり、ガチャはありますが馬を直接パワーアップさせるようなものではありません。
無課金でも十分遊べますし、3D グラフィックでリアルに再現されたレースシーンはゲームとして十分楽しめます。
もちろん引退させた馬を種牡馬や繁殖牝馬にして、血統を繋いでいく要素も盛り込まれています。
競馬や開発/育成 SLG が好きな人には、ぜひお勧めしたいゲームですね。
※このゲームは iPhone 4 以降、及び iPad 2 以降が推奨機種となっています。
iPod touch、iPhone 3GS、初代 iPad は非推奨なのでご注意下さい。
また、iPhone 4 もレース中にコマ落ちが多くなります。
アクセス不良によるゲーム停止ついて |
このゲームは逐次サーバーへのアクセスを行いますが、サーバー負荷などの影響でアクセスが不通になってしまう場合があります。
アクセス中は画面の中央にぐるぐる回るマークが表示されますが、アクセス不良になってしまうとこの「ぐるぐる」が回り続けたまま動作が止まってしまいます。
グルグルのままゲームが完全に動かなくなった場合は、アプリを終了して、さらにタスクからもアプリを消去し、改めて起動し直さなければなりません。
混雑する時間帯(夕方から夜にかけて、及び週末)は特にご注意下さい。
ゲーム概要と馬の能力、トレーニングセンター
このゲームは基本的に、「調教」と「出走」の繰り返しで進行します。
調教で馬の能力を高め、出走で出場レースを選択し、レースが始まったら騎手としてその馬を操ります。
レースによってポイントが得られ、それを使って施設の拡張をしたり調教の成功率をアップさせる事ができます。
また馬の「信頼度」が低い時は、ブラッシングをして馬の信頼度を回復させることも必要です。
馬は 10 戦目までは成長期で、能力が上がり続けますが、それ以後は伸びが少なくなり、20~30 戦目は全盛期となって能力の上昇はほぼ止まります。
そして 30 戦目になると引退時期となります。
しかし引退してもそれで終わりではなく、種牡馬や繁殖牝馬として牧場に送られ、新しい競走馬の親となります。
馬の基礎能力(馬総合力)は仔馬に引き継がれ、基本的には後代の馬ほど優秀になっていきます。
脈々と血統を受け継ぎ、優秀な馬を数多く育て、トレーニングセンターを拡張し、GI レースの全制覇やランキングの上位を目指すことが最終的な目標となります。
なお、馬は「厩舎」の数だけ持てますが、馬齢の経過は馬ごとに行われます。
つまり2頭持っていて、1頭だけの調教と出走を繰り返している場合、もう1頭はずっと新馬のままです。
(よって1頭ずつ育成していく場合、厩舎や所持馬は1つだけでも構いません)
(ゲームが進むと複数頭所持している方が良い場面も出て来ますが、それについては後述します)
AT(アクションチケット)について |
このゲームで行動を行うには AT というポイントが必要になります。
AT は最大 10 で、1回復するのに実時間で 10 分必要です。
(つまり使い切ったら全快するまで1時間 40 分かかります)
AT は以下の時に消費します。
- 調教すると1消費
- 「ふれあいの森」でブラッシングすると1消費
- レースに出走すると2消費
- イベントレースに出走すると3消費
よって調教と出走の1セットで AT は3必要です。
AT が 10 なら調教と出走3セット+ブラッシング1回を行える事になります。
「ショップ」で「アクションチケット」を課金購入すると AT を増やせますが、この購入によって増える AT は時間で増加する AT とは別枠で追加されます。
馬の能力について |
馬には「馬総合力」という基礎となる能力値と、その馬の特性であり調教によって高められる6つの個別能力(アビリティー)があります。
「馬総合力」はその馬の才能のようなもので、両親から受け継ぎ、走るスピードなどに関わります。
レースに出ることで徐々に伸び得ていきますが、初期値や伸び、上限値などは馬によって決まっています。
総合力は若い頃(1~10戦目)は良く伸びるのですが、成長後期(11~20戦目)になると伸びが鈍り、全盛期(21~30戦目)にはほとんど伸びなくなります。
そして全盛期を過ぎると(31戦目以降)減退が始まります。
一方、調教で伸ばせる6つの固有能力は、その馬の特徴・技量と言えるものです。
総合力が高くても、固有能力が低いと馬の真価は発揮できません。
また、この能力によって馬の「脚質」が決まります。
さらに脚質とプレイヤーの乗り方によって、必要となる能力は違ってきます。
各能力の効果は以下の通りです。
- スタート
スタート時の速さと「ロケットスタート」の出やすさに影響します。
この数値が高いほどスタート直後のスピードが上がります。
「逃げ」「先行」の馬で重要ですが、どの脚質でも高いほど有利です。
また、この能力が全体の何番目かで、その馬の「脚質」が決定されます。 - コーナー
コーナーを曲がる時にスピードが落ちにくくなります。
また、コーナーで加速しても外に膨らみ辛くなり、逆にコーナーで減速した時はより早く内側に移動できるようになります。
道中のスピードに関わる、どの脚質でも必要となる能力です。
この能力は「脚質」の決定には影響しません。 - 馬群突破
道中で馬群(馬の集団)にいる時にスピードを維持しやすくなります。
また、加速時に馬群が狭くても、より早く抜け出せるようになります。
脚質が「差し」や「追込」の場合、この馬群突破の能力をうまく使い、道中のスタミナ消費を抑えるのが重要なテクニックとなります。
逆に常に先頭で競馬を行う「逃げ」には必要ありません。 - 競り合い
最後の直線で他の馬と並んだ時の粘りや速度に影響します。
特に「先行」に必要な能力で、ゴール前で叩き合う展開で効果を発揮します。
最後の直線が長い競馬場ではより重要です。
差し馬が一気にごぼう抜きをするような展開だとあまり影響しませんが、差しきれない場合もあるので「差し」や「追込」でもあった方が良い能力です。 - 粘り強さ
この能力があるとスタミナが尽きても、その後何回かは失速せずにムチを入れて加速することが出来ます。
つまりスタミナが尽きた時の減速を遅くすることができます。
「逃げ」と「先行」には特に必要な能力です。 - 瞬発力
加速力です。「ムチ」や「追い」を入れた時により早く加速できます。
全ての脚質で必要となる能力です。
これらの能力は調教によって伸ばせますが、生まれつきの素質によって、初期値や伸び率は変わってきます。
馬の「脚質」は「スタート」の能力が、「コーナー」を除く5つの能力のうちの何番目かで決まります。
スタートが(コーナー以外の)能力の中で一番高いなら「逃げ」、2番目に高いなら「先行」、3番目なら「差し」、4番目か5番目なら「追込」になります。
(各能力が全く同じだと「自在」になります)
つまり脚質は生まれつきのものではなく、調教によって能力を変えることで任意に変化させることが出来ます。
これらとは別に、馬の得手不得手と言える「適正」と「タイプ」が存在します。
これは生まれつきの能力で、ゲーム中に変化する事はありません。
- 「適正」(馬場適正)は「芝」と「ダート」があります。
適正に合った馬場ではスピードが良く伸び、苦手な馬場は動きが鈍くなります。- レース時の馬場はさらに「良」「稍重(ややおも)」「重」「不良」の4つに分かれます。
- 馬場が悪くなるほど馬のスピードや加速は落ちます。
- その影響で一般的には、重馬場になるほど逃げ・先行馬が有利になり、後ろから差す馬は不利になります。
また、馬場が悪いほどダート馬の方が有利になります。
- レース時の馬場はさらに「良」「稍重(ややおも)」「重」「不良」の4つに分かれます。
- 「タイプ」は現役の時は確認できません。
ただ親の特性を引き継ぐので、それで予測することは出来ます。- タイプが「スピード」だと体力消費が大きい代わりに加速力があります。
どちらかと言うと短距離向きです。 - タイプが「スタミナ」だと体力消費が少なく緩やかに加速します。
どちらかと言うと長距離向きです。 - その中間タイプの「バランス」も存在します。
- タイプが「スピード」だと体力消費が大きい代わりに加速力があります。
- これ以外に「利き脚」という特性があり、右回り・左回りに対する得手不得手が存在する場合があります。
ただしこの利き脚は確認できないので、レースを見て察するしかありません。